2016年 12月 18日
日本建築家協会JIA長野県クラブ「冬のセミナー」02
瞑想の森市営斎場~多治見本町オリベストリート~幸兵衛窯・さかづき美術館~多治見モザイクタイルミュージアム~信州
瞑想の森 市営斎場:伊藤豊雄/伊藤豊雄建築設計事務所
スイレンの浮かぶ池と裏山の稜線と、まさに自然に溶け込んだ建築。内部も緩やかな曲線に包まれた柔らかな空間。
多治本町オリベストリート
黒漆喰の蔵や古い町屋が残る町並み。戦国武将で、茶人でもあった古田織部の自由で斬新な発想を、まちづくりに取り入れようと作られた「オリべストリート」。明治から昭和初期まで美濃焼の陶器問屋が軒を並べ、多治見商業の中心部として栄えたそうです。
「織部うつわ邸」は町屋が陶器のショップになっており、沢山の陶器が展示販売されていました。人間国宝の作品もあります。求めやすい価格帯もあり、焼き魚用の細長いお皿をゲット。
中庭に織部灯籠発見。
幸兵衛窯の窯元は民芸の香りがする質実剛健な建築。先ほど見た高価な器が、ごろごろありました。
多治見市モザイクタイルミュージアム:藤森照信
まさに藤森ワールド。同じ諏訪地方出身の伊藤さんと対極とも思われる建築。
来館者はJIAおじさん集団が年齢層を上げただけで、若い人たちが大半。「カワイイ」建築が人気のようです。
という訳で、建築フル充電の研修旅行でした。
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by 831008
| 2016-12-18 18:38
| jia
2016年 12月 17日
日本建築家協会JIA長野県クラブ「冬のセミナー」01
初日は可児市~美濃~岐阜市と巡りました。
可児市文化創造センター:香山壽夫建築研究所
香山先生のご配慮で副所長の浜野さんに館内の案内をして頂きました。恐縮です。建築のプロセスやディティールまで多岐にわたり説明して頂きました。充実の時間でしたね。写真よりも実物のほうが、さらに良い建築です。
美濃市美濃町:美濃うだつのある街並み
平成の大合併で関市との合併が持ち上がったそうですが、美濃の名前が無くなるとの事で独立を選んだそうです。偉い!がんばれ!
美濃にわか茶屋:辻 充孝
これも、設計者であり本年度開催したJIA環境セミナーの講師、辻先生に案内していただきました。
長良杉を使用した準耐火大規模木造建築で骨格の美しい建築です。
残念なのは切妻の先端に黄色い回転灯が付いていることで「設計者にとっては悲しいですね」と申し上げると、この地方の常識で営業している事を知らせる目印だそうです。そういえば・・他の建物に付いていました。受け入れるしかない・・我慢ですね。
岐阜県立森林文化アカデミー:北川原温建築都市研究所+エース設備設計
これも辻先生に校内を案内して頂きました。
木造面格子構造の壁からそそぐ光が美しい建築です。同時に、木は使い方によっては朽ちてしまう事を教えてくれる建築でもありました。
みんなの森ぎふメディアモスモス:伊藤豊雄/伊藤豊雄建築設計事務所
震災後の伊藤先生の建築。沢山の人たちが集まって様々な事をしていました。みなさん楽しそうです。2階の図書館は見たことのない建築空間で、柔らかな心地良い図書館でした。
旧岐阜県庁舎:大正13年竣工 設計:清水正善(岐阜県土木部営繕課)、佐野利器+矢橋賢吉(顧問)
外壁は人造石の洗出し仕上で幾何学的な意匠はアールデコ風に構成されいる名建築です。耐震性の問題から2013年3月に閉庁となったようです。保存活用すると思って眺めていましたが・・解体されるらしい?調べてみるか。
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by 831008
| 2016-12-17 08:58
| jia
2016年 12月 15日
神田町の家の見学会は終了しました。
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by 831008
| 2016-12-15 19:03
| お知らせ
2016年 12月 10日
完成見学会開催中
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by 831008
| 2016-12-10 17:22
| お知らせ